アーリーリタイアして永遠の夏休み

ここはアーリーリタイアを目指して資産運用に励んでいたおじさんが、勤務先の早期希望退職募集に応じて極楽生活に入り、さらなる黄金の人生を目指していく記録です。

Category: 金融資産シミュレーション

無題



ねこねこです。我が家では毎月初めに金融資産額を算出しています。

恐る恐る算出してみたのですが、

4月1日は3月1日に比べて、112万円資産が減っていました。

支出が22万
収入が16万

なので、ほとんどが投資の損失です。

投資と言ってもIPOと投信積立とETFのホールドしかしておらず、
80%は預貯金と個人向け国債なので、リスク資産の割合は少ないのですが、
それでもこの始末。

今更ながら、今回の(まだ終わってないようですが)経済損失の大きさを感じます。

それでも、「長期投資・積立・分散」の投資方針は変えません。

では、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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 ねこねこは毎月初めに金融資産の総計を算出し、この額をマネーフォワードなどで管理している支出と、リスク資産の上げ下げと突き合わせを行っています。

6月1日に計算したところ5月1日に比べて160万円減少していました。

160万円の内訳は支出が94万円でしたが、そのうち国民年金2年前納×2人が71万円でした。つまり国民年金保険料以外の支出は23万円です。これが通常の支出と考えられますから、過去記事で試算した支出額の範囲内です。

さて、減少額が160万円なので支出以外の減少は66万円になります。これはリスク資産の値下がりが原因と考えられます。リスク資産は748万なので66万円減少は8.8%にあたります。

リスク資産の下げで8.8%が説明可能か検証しました。

リスク資産の内訳は以下の通りです。

ETF
iシェアーズ コア 米国高配当株 ETF(HDV) SBI証券
バンガード トータル ワールド ストックETF SBI証券、楽天証券で1本ずつ

投信
<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド  楽天証券
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 楽天証券
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド 楽天証券

これらの金融商品の1カ月の変化が以下です。

ETFの株価

バンガード トータル ワールド ストックETF(VT) 75ドルから71ドル 5.3%下げ
iシェアーズ コア 米国高配当株 ETF(HDV) 95ドルから89ドルへ 6.3%下げ 

投信の基準額

<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド 10549円から10614円 0.6%上げ
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 10792円から10090円 6.5%下げ
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド 23324円から21772円 6.6%下げ

セオリー通りに債券は株式とは逆に動いています。もっとも
債券インデックスファンドはホールドしているだけで積立は止めているので効果は僅かです。

さらに、為替が円高に振れています。米ドル/円が1カ月で111から108に円高にシフトしたので米ドル建てを日本円に換算すると2.7%下げに相当します。

リスク資産の減少に円高を加味すれば上記の8.8%の減少に一致します。

 前回の資産計算では3月31日(4月1日に計算するのは何となくイヤで、エイプリルフールですから。)から5月1日まででは、15万円増えており、前々回も14万円増加でしたから、無職でも資産運用すれば減る一方ではないと喜んでいたのですが、運用とは増えもすれば減りもするということです。

では、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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ねこねこです。

『年金繰り下げ』で検索すると筆頭には年金機構がきます。その下は繰り下げで増額できるという内容の記事が多いです。

無題

年金繰り下げで年金が増えるのは事実です。ねこねこが問題だと思うのは増える金額の説明です。年金機構には正確に書いてあるのですが、その他の記事は『単純に1年繰り下げれば65歳からの年金に+8.4%で70歳なら+42%』と誤読しがちな書き方になっていると思います。

例えば2番目に表示される
年金を繰り下げて「70歳」から受け取るのは、本当にトクか - シニアガイドを見るとこう書かれています。
注目したいのは、「繰り下げをして70歳から受け取ると、年金の金額が42%も増える」

次の年金繰り下げ 「損得」を見極める5つの注意点 では、注意点が書かれているのは大事ですが、金額については「65歳時点の年金額は年200万円程度で以前の勤め先の同僚より30万円ほど少なく、悔しい思いをした。70歳まで繰り下げれば約280万円に増える」と書いてあり、ここでも単純に+42%と誤解しがちです。


ねこねこは年金事務所で実際の額を算出してもらいましたが、70歳まで繰り下げしても65歳受給年金+42%ではありません。42%増えるのは老齢基礎年金の定額部分であり、65歳受給に対しては16.5%しか増えないのです。

16.5%でも金融商品として評価すればこれは相当に有利な取引ですが、老後の計画をするには正確な金額が必要です。自分の貰える年金額は把握しておくことが大切ですね。


では、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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 ねこねこです。前回年金見込み額を年金事務所で調べてきましたが、早期退職後の生活をお金の面で見える化するために、現在の金融資産から支出、税金を引き、収入を加えて今後の金融資産がどのように変わるかシミュレーションしました。

条件
1.支出
75歳までは月27万円
75歳以降は月26万円

2.収入 以下の比較
無職の場合
65歳まで再就職 月147000円(税込み)ボーナスなし+厚生年金・健康保険あり
再就職は実際の募集例です。

3.住民税・社会保障費
収入や立場(国民年金か厚生年金)に応じて数値を変える。
住民税や国民健康保険税は所得水準で変わります。いずれも試算できるサイトがあります。

住民税の自動計算サイト

国民健康保険計算機

上のサイトでの試算は自己責任でお願いします。正確な数値は自治体のホームページなどを参考に補完することをお勧めします。

4.固定資産税、自動車税は現行のままとする。
80、90まで車を運転するとは思えませんから自動車税や車の維持費は減ると考えられますが、今回は入れておきました。

5.年金は70歳からの繰り下げ受給とする。

シミュレーション結果 (縦軸は金融資産、横軸は年齢、青が無職、オレンジが再就職)
無題

70歳まで繰り下げるとなると、双方とも年金が貰えるまでグイグイ減りますね。(^^;)鋼メンタル必要?

再就職(厚生年金あり)は無職よりも年額で6万円年金が増えます。さらに健康保険ありなので在職期間での配偶者の国民年金と国民健康保険税の支払いがなくなり、その結果資金繰りが改善されると考えられます。

違いはあるが、・・・・大きな違いか?

いまの”自由”を手放して65歳まで働くことと天秤にかけると・・・

悩むなぁ

では、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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ねこねこです。

現在はほとんどの方が通常の年金を受け取れるのは65歳からでしょう。年金のことを検索すると年金を増やす手段として、受給の繰り下げをすすめる記事が見つかります。

 本来65歳で受け取る年金を66歳から受け取ると8.4%増える。

 70歳からの受け取りにすると42%増えるといった内容です。

正確な金額が知りたいので、年金事務所に行って自分の年金見込み額を試算してもらいました。


【いくら年金を貰えるのか?】

ねこねこは在職中は厚生年金で、早期退職後の現在は国民年金に加入し付加保険料も支払っています。60歳以降も65歳まで任意加入した設定で試算すると。

65歳受給は2,174,009円

66歳受給は2,323,857円  65歳との差は149,848円

ずっと繰り下げて

70歳受給は2,533,150円  65歳との差は359,141円

【計算が合わない??】

おや?変です!

 70歳まで繰り下げると42%年金が増えると言われていますが、
  (2,533,150円-2,174,009円)÷2,174,009円=0.165 ですから16.5%しか増えませんね。

 66歳まで1年繰り下げた場合も
  (2,323,857円-2,174,009円)÷2,174,009円=0.069 ですから 6.9%ですね。

 1年繰り下げたら8.4%増えるはずでは?

【真相は】

年金事務所で出してもらった『制度共通年金見込額照会回答票』をつらつらと見てやっと分かりました。増えるのは老齢基礎年金の定額(ねこねこは734,594円)だったのです。その下には繰上下額と書かれた欄があり、66歳の場合は61,706円、70歳の場合は308,529円と書かれています。

66歳の場合の繰上下額 61,706円÷老齢基礎年金の定額 734,594円=0.084

70歳の場合の繰上下額 308,529円÷老齢基礎年金の定額 734,594円=0.42

ですから、なるほど8.4%増、42%増ですね。

年金機構のQ&A 『老齢厚生年金を繰り下げ請求した場合、どのくらい増額して受給できるのですか。』に書いてあります。

繰り下げ対象は65歳時点の老齢厚生年金と書いてありますね。老齢厚生年金と『制度共通年金見込額照会回答票』の老齢基礎年金の定額とでは用語が違うのですが、金額はピッタリ合うので間違いないでしょう。用語の違いは年金事務所に確認します。

それにしても、巷に溢れる繰り下げで年金が増えるという記事にはこの点が抜けているものが多いです。単純に1年繰り下げれば65歳からの年金に+8.4%で70歳なら+42%と理解している方も多いのではないでしょうか?ねこねこも今日までそうでした。

是非ともご自分の年金額はご自分で確かめることをお勧めします。

年金機構の年金相談についてのご案内

年金の見込み額は自分でも試算できます。年金機構のねんきんネット

今回は年金を1年繰り下げしても8.4%は増えないという内容でしたが、6.9%でも年利6.9%の金融商品として捉えればこれは決して無視できません。それどころか元本保証で年利6.9%なんて有利な金融商品はなかなかないでしょう。

では、最後まで読んでくださってありがとうございました。


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